Chance Discovery for Decision Consensus in Company : Touchable, Visible, and Sharable for a Textile Manufacture Company
Masaki Usui, Yukio Ohsawa · Journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics · 2003
服飾という顧客の感性に大きく依存する分野のマーケティングでは、顧客ニーズの把握はデザイナーや販売員などの"勘"や"感覚"に依存していることが多く、新規なニーズの深い要因まで正確に把握する信頼性の高い手法が乏しい。まして、稀にしか出現しないチャンスを元にマーケティング部など一部のセクションで立案した開発や販売の方針がその不確実性を乗り越えて企業という組織全体の合意を得て機能するのは、極めて難しい。筆者らは、服飾生地メーカーで顧客の潜在ニーズを発見したいというデータマイニングツールのユーザーの視点に立ち、服飾開運商品という個人の主観や感覚を重視する商品の全社的な開発に至る暗黙的ニーズを発見するプロセスの研究を続けてきた。本論文では既存のデータマイニングツールを用い、それらの出力が生地開元首による暗黙的ニーズの発見にもたらす効果を実験的に評価した。その中で高い評価を得たKeyGraphを生地メーカーにおけるチャンス死児の目的に遥かする触視覚補完型に発展させ、このツールの利用を組織における戦略についての合意形成やモチベーションの獲得に到るチャンス発見プロセスの中で位置づけた。提案手法を用いて新しい顧客ニーズが発見され、それに基づいて企業戦略の新規な意志決定について合意形成に成功した。