A MICROCOMPUTER-BASED TEACHING MATERIAL OF ELECTRIC CIRCUIT AT THE ELEMENTARY SCHOOL LEVEL
Takeyuki MISHIMA, Kengo MAEDA · Bulletin of Society of Japan Science Teaching · 1988
小学校における電気回路の学習は、児童の興味・関心は高いが、理解しにくいものの一つとして知られている。しかし、回路概念は電磁気概念の最も基本的な部分を構成しており、以後の電磁気教材学習の鍵になると考えられるので、小学4年での回路概念と回路構成能力の修得が確実になされる必要がある。そこで今回、児童の電気回路についての思考活動を活発にし、その活動を回路概念の修得に結び付け、その定着をより確実なものにするための教材をマイコンを用いて作成することを試みた。作成した回路学習教材の内容は、1. 電流と方位磁針の振れ 2. 豆電球の点灯する理由 3. 豆電球のつなぎ方 4. 乾電池のつなぎ方 5. 乾電池からの電流の流れ方 6 回路の同一性 7. 乾電池の消耗 8. 電気の通り道の入力とその判定 となっており、小学4年までの学習内容は全て学習できるようになっている。また各内容はアニメーションを中心に構成されているので、児童に電流のイメージ化を促すのに有効である。このイメージ化という行為は、他の科学概念の獲得過程でも非常に重要であり、この教材でイメージ化の訓練をすることは意義深い。