SITUATION-DEPENCENCY OF ELEMENTARY SCHOOL CHILDREN’S ELECTRIC CURRENT MODELS APPLIED TO SIMPLE CIRCUITS

Koji WAKIMOTO · Bulletin of Society of Japan Science Teaching · 1992

本研究では、乾電池1個、導線2本、および豆電球1個またはモーター1個よりなるニつの等価な電気回路にどのような電流モデルを適用するかを、小学校第2~6学年の児童に質問紙を用いての多肢選択形式で選択させた。その結果、過半数の児童は、豆電球回路とモーター回路とでは、異なった電流モデルを適用した。すなわち、豆電球を使用した回路には非循環電流モデルを適用したその同じ児童が、モーターを使用した回路には循環電流モデルを適用するというように、小学校児童が単純な電気回路に適用する電流モデルは、課題状況の違いに応じて顕著な状況依存性を示すのである。このような状況依存性がなぜ生じるのか、児童によって適用される電流モデルの種類が限定されるのはなぜか、そして、子供の電流概念とその習得の研究にとって、そのような状況依存性がどのような意味を持ちうるのかに関する考察が行われた。

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