Effects of introduction of organic solvents into inductively coupled plasma by an ultrasonic nebulizer
Akira Miyazaki, Akira Kimura, Hiroaki Tao, Kenji Bansho, Yoshimi Umezaki · BUNSEKI KAGAKU · 1983
脱溶媒装置なしで,超音波ネブライザーを用い有機溶媒を誘導結合プラズマ(ICP)に送入し,水銀,カドミウム,リン,鉛,亜鉛,マンガン,銅,鉄,バナジウム,モリブデンの測定における効果を検討した.市販の超音波ネブライザーの試料送入部を改良することにより,発光強度の標準偏差パーセントを(0.5~1.0)%の範囲に向上できた.又,50以上の有機溶媒についてICPへの送入の難易を検討した結果,超音波ネブライザーの場合でも溶媒の蒸気圧の値から送入の難易を予測できることが分かった.超音波ネブライザーで有機溶媒を送入した場合の発光強度の増加は,ニュマティックネブライザーによる場合よりも小さかったが,検出下限は最高10倍程度良い値を示した.検討した有機溶媒のうちでは,酢酸アミルとジイソブチルケトンが,検出下限が低く,超音波ネブライザーの使用に適していた.