The relationships among schema strength, meaningfulness belief, and cognitive style.

Akari Okawa, Michiko Asano · The Proceedings of the Annual Convention of the Japanese Psychological Association · 2020

Bressan, Kramer & Germani (2008) は信念を適応的な生物のシステムによって自動的に構成されるものと考え,スキーマ的処理の強固さと偶然の出来事に意味を見出す信念の強さ(有意味信念傾向)の間に関連があることを実証した。本研究ではこの結果を踏まえ,また信念との関連が示唆されている認知スタイルに着目し,既に関連が示されているスキーマと信念に認知スタイルを加え,これらの関連を特にスキーマと認知スタイル間の関係に注目して明らかにすることを目的とした。具体的な方法として,キー押しを用いた視覚的注意喚起課題によってスキーマ的処理の強固さを測定し,有意味信念傾向および認知スタイルを測定する質問紙の得点と併せて順序相関分析を行った。分析の結果,スキーマ的処理の強固さと認知スタイルには共変関係がないことが示されたが,先行研究では関連が認められたスキーマ的処理の強固さと有意味信念傾向の間に相関関係が認められなかった。考えられる原因としては日本人の有意味信念傾向が予想よりも大きく質的に異なっていたことが挙げられるため,今後の研究の展望としてはまず妥当性の高い有意味信念傾向尺度の開発を行うことなどが考えられる。

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