"An Analysis of the Tendency of Usage of Japanese Adjectives and Adjectival Nouns for Improving Communicative Capability: Focusing on Evaluation and Judgement for Attributes of the Third Party "

Seon-Lyeong Hyeon · The Korean Journal of Japanese Education · 2021

本研究は日本語の言語文化に合わせた文法教育の具体的な実践方案の一環として、日本語コーパスを活用した第3者を主題にする形容詞·形容動詞の使用実態分析を行った。 第3者の属性に対する評価·判断を表す形容詞·形容動詞文の特徴は次のようであった。 まず、「彼」、「彼女」の3人称代名詞を主題に持つ文では丁寧さを表わす用例が少なく、その形容詞·形容動詞はほとんどが肯定的な意味であった。一方、普通体では肯定的な意味と否定的な意味の両方とも使われていた。また、外見を表わす形容詞·形容動詞は、翻訳書の用例がほとんどで、日本語母語話者の例文では見かけなかった。 また、人名を表わす固有名詞の場合、「人名_一般」、「人名_姓」、「人名_名」を主題に持つ文は「人名_姓_さん」に比べて用例数が多く、その形容詞·形容動詞の種類も多様であった。それに比べて、「人名_姓_さん」を主題に持つ文は例文も少なく、その意味も肯定的な意味のみであって、「さん付け」する関係では、第3者の属性について悪く評価·判断しないことが分かった。 最後に、相手に第3者の属性に対する評価·判断を要求する疑問文は、丁寧さに関係なく全体として用例数が少なかった。また、「大丈夫ですか」、「いかがですか」のように第3者の安否を聞く表現が多く、外見や他の人との比較を聞く表現は見られなかった。 このように、日本語では第3者の属性に対する評価·判断を述べる形容詞·形容動詞文は、話し手、聞き手、主題の第3者の親疎関係による使い分けがあり、親密度が高くない関係では主に肯定的な意味の形容詞·形容動詞を使い、相手に第3者の属性に対して評価·判断を要求する表現はあまり使われていないことが分かった。

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