Pheromone-Oriented Routing Protocol for Load Balancing of Wireless Sensor Networks with Multiple Sinks
Orito Eisuke, Akihide Utani, Hisao Yamamoto · Journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics · 2009
複数のシンクを有する無線センサネットワークにおける ノードの負荷分散を考慮した Pheromone-Oriented Routing プロトコル † 織戸 英佑 *1 ・宇谷 明秀 *2 ・山本 尚生 *2 自然環境観測,希少生物の生態観測,居住空間や工場などの監視や制御,災害時の避難誘導などのアプ リケーションを実現 (または支援) する手段として,無線センサネットワーク (Wireless Sensor Networks; WSN) への期待が高まっている.WSNでは,一般に電源容量などのリソースに制約のあるセンサノードを 観測領域内に多数設置し,各ノードのセンシング情報をノード間の無線通信によってシンクノードまで転 送することで,対象領域の状態観測を実現する.このような利用環境の下で,WSNの長期間運用を実現す るためには,経路制御 (及びデータ収集) の効率性だけでなく,各ノードの負荷分散性やネットワークの構 成変化への適応性,さらにネットワーク規模の拡大への拡張性をも有する経路制御方式 (またはデータ収集 機構) が必要となる.本研究では,これらの要件を満たす方式として,アリの採餌行動に基づく経路制御方 式 (Ant-based Routing algorithms;AR) に着想を得た発展方式 (Pheromone-Oriented Routing Protocol; PORP) を提案する.本論文では,シミュレーションによる評価検証実験を通してPORPの有効性を示すとと もに,今後のさらなる発展性についても言及する. キーワード:無線センサネットワーク,複数シンクノード,アントアルゴリズム,強化学習,自律的負荷 分散,電力消費