Study About Probe Optimum Speed in Breast Cancer Screening by Ultrasonography

Koji Ohta, Tomoko Ito, Yasuo Hashizume · Nihon Nyugan Kenshin Gakkaishi (Journal of Japan Association of Breast Cancer Screening) · 2013

【目的】乳癌検診における超音波の導入を想定し,探触子の最適走査速度を探求した。【対象と方法】乳癌6例を含む20例(正常5例,腫瘤10例,その他の所見5例)を3種類の走査速度で記録し,計60問を作成,経験年数が3~20年の医師9名に回答を依頼した。3種類の走査速度は,全検査時間が10分(遅),5-7分(中),2-3分(速)に相当するよう記録した。評価項目は,感度,特異度,腫瘤感度,腫瘤径別感度,その他の所見の感度,カテゴリー感度とし,これらを速度別に算出,最も正診率の高い速度を求め,さらに回答医師の経験年数との関係についても検討した。【結果】感度,腫瘤感度,その他の所見の感度,カテゴリー感度,10mm未満の腫瘤感度はいずれも(速)が他2群よりも有意に劣っていたが,(中)と(遅)の間に有意差はなかった。一方,特異度は3群間に有意差はなかった。速い走査では,経験年数と感度,カテゴリー感度の間に正の相関を認めたが,(中),(遅)では相関関係はなかった。【結論】推奨は5-7分の走査速度であったが,読影医の経験次第では速度を速めることは可能と思われた。一方,10分以上かけても精度は上昇せず,検診における時間的制約より推奨できないと判断された。

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