The Characteristics of Saccadic Eye Movements in the Partially Sighted

Toshibumi Kakizawa, Hideo Nakata, Yutaka Tanimura · The Japanese Journal of Special Education · 1987

弱視者6名と晴眼者6名の衝動性眼球運動をEOG法(DC記録)を用いて測定した。被検者の左右5°と10°の位置(眼前100cm)に視標を配置し、ランダムに点灯させた。視標の注視によって生じる衝動性眼球運動のEOGをコンピュータを用いて分析し、最大速度と振幅を求めた。さらに、用手法を用いて潜時を計測した。その結果、晴眼者の衝動性眼球運動は平均潜時が約200msであった。また、固視点から視標までの偏位角度が5°の場合、平均最大速度は160°/s、平均振幅は約5.4°であった。10°の場合は平均最大速度は約250°/sとなり平均振幅は約10.8°であった。弱視者の潜時は晴眼者と比較すると有意に長く、その平均値は約220msであった。また、平均最大速度と平均振幅は偏位角度が5°の場合に約160°/sと約5.0°であり、10°の場合に約250°/sと約10.2°であった。弱視者の衝動性眼球運動の最大速度と振幅は晴眼者とほぼ等しいが、潜時は有意に長い傾向が認められた。

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