709 Risk Assessment of Care Robots via an Augmented Persona-Scenario Method
Naoto Shimamune, Tetsuya Kimura, 和幸 岩岡 · The Proceedings of Conference of Hokuriku-Shinetsu Branch · 2014
Key Words: Care Robot, Risk Assessment, Persona-Scenario Method, UML 1. はじめに 近年, 高齢者の増加に伴い, 福祉介護ロボットの開発が 盛んに行われている.福祉介護ロボットの特徴として, 利 用者が非健常者のため, 運動能力, 認知能力などが利用者 毎に大きく異なることが挙げられる.また, 使用する環境, 利用法なども利用者毎に様々である.その結果, 同じロボ ットでも利用者, 環境, 利用法の組み合わせによりリスク が大きく変化する.そのため, 設計者, 利用者などの背景の 異なるステークホルダー間でのリスク情報を適切に共有し, 効果的にリスクアセスメントを実施する手法の開発が重要 となっている.そこで本研究では, 福祉介護ロボットのリ スクアセスメントを効率的に実施するため, 新規の介護用 パーソナルモビリティロボットを中心に, 統一モデリング 言語(UML)とペルソナ・シナリオ法を用いたリスクアセ スメント手法を提案する.2. 拡張ペルソナ・シナリオ法 ペルソナ・シナリオ法とは, 主に製品開発において利用 者の要求を明確化させるために生まれた手法である (1) .ペ ルソナとは仮想の利用者を定義したものであり, そのペル ソナが製品などを用いる際の行動を文書で示したものがシ ナリオである.このペルソナ・シナリオ法に環境をペルソナ 化したもの(環境ペルソナ)を付加した拡張ペルソナ・シナ リオ法 (2) を,我々はパーソナルモビリティロボットのリス ク解析のために提案してきた.その概要を Fig.1 により説 明する.