Parietal Solid Pleomorphic Xanthoastrocytoma : A Case Report
Masayuki Sumida, Haruyoshi Taguchi, Kazuhiko Kuroki, Kuniki Eguchi, Kazuhiko Sugiyama · Japanese Journal of Neurosurgery · 2001
pleomorphic xanthoastrocytoma(PXA)は若年者の大脳半球に表在性に発育する予後良好な腫瘍である.今回われわれは, 頭痛精査中に頭頂葉の脳表に発見されたPXAの稀な1例を経験したので報告する.症例は33歳女性, 主訴は頭痛, 既往歴に20歳時全身痙攣があり, 1年間抗痙攣薬を内服した.右頭頂部の頭痛にて来院.CTにて右頭頂部脳表に低吸収域の腫瘤があり, 造影MRIにてdural enhancementを伴う4×2.5cmの腫瘤が不均一に増強された.髄外腫瘍の診断で開頭術を施行, 腫瘍は硬膜との癒着はなく, 黄色調で脳表より突出していた.嚢胞はなく, 剥離していくと基部は脳表に移行していた.突出した腫瘍は全摘した.病理組織では腫瘍細胞の多形性が著明で巨細胞もみられたが, 壊死像はなかった.GFAPとS-100染色で陽性, MIB-1にて増殖率は低く, PXAと診断した.術後なんら神経脱落症状なく, 放射線等施行することなく退院した.