A Proposal of a Wireless Mesh Network "WAPL" and Its Simulation Results
Masashi Ito, Toshihiro Shikama, Akira Watanabe · 2008
無線メッシュネットワークは有線 LANで接続していたアクセスポイント間をアドホックネットワー クで接続することにより無線 LANのバックボーンインフラを容易に構築することができる.しかし, 従来の無線メッシュネットワークは,アドホックルーティングプロトコルを改造する方式が一般であ り,用途が限定されるという課題があった.また,端末が移動したときにパケットロスが発生すると いう課題があった.本稿で提案するWAPL(Wireless Access Point Link)は,無線メッシュネッ トワークを実現するための機能を,アドホックルーティングプロトコルから完全に独立させた.その 結果,ルーティングプロトコルを自由に選択し,様々な用途に応用できる.また,無線メッシュネッ トワークに必要なテーブルの生成をオンデマンドで実現するため,制御パケットが通信トラヒックに 与える影響が少ない.さらに近隣の APの通信状況を常時監視しておくことにより,端末が移動した ときのハンドオーバ通知をユニキャストで実現できるようにした.これによりシームレスハンドオー バを確実に行うことができる.提案方式の有効性を評価するため,既存方式とWAPL を ns-2 のモ ジュールに組み込んで比較を行った.その結果,WAPL の特徴を定量的に示すことができた.