Introduction of intranet system for management of dialysis patients

Chiemi Yamamoto, Masayuki Kubota · Nihon Toseki Igakkai Zasshi · 2003

入院設備のない当院のような透析サテライト医院では, 複雑な合併症を有する維持透析患者の対処法に苦慮することがしばしばある. そこで院内のいくつかのPCを無線LANカード, エアーステーション, 外部平面アンテナで繋いで, イントラネットを構築し, 維持透析患者の医療情報の一元化と共有化を図り透析療法に供しようと企図した. それに先立って医師, 看護師, 栄養士が各々の視点で意見を出し合い, システムに使用する当院独自のソフトを開発した. システム導入から2年が経過した現在, 当院で生じたさまざまな問題点, イントラネットの持つ利点, 欠点について考察を加えたので報告する. システム導入により今まで以上に的確な患者情報の把握と看護業務の作業効率の向上が可能となったことは確かである. 一方システムの維持にあたっては, 当初私たちが予想した以上にPC操作とデータ入力にはさまざまな困難が生じた. しかしスタッフカンファレンスをネットカンファレンスに変換することが, 従来の 「受身」 のチーム医療から 「積極的」 なチーム医療の分岐点になったのではないかと思われる. そして何よりこのシステムを維持していくことが, 結果として看護師のスキルアップを促し, 「考える看護医療」 につながっていけばいいがと期待される. 今回のシステム導入が, 各個人が各々の立場から 「参加する透析チーム医療」 に転換させる一変換点になればいいと考えている.

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