Use of Mobile Phone as a Low Vision Aid

Sayaka Mano, Masahiro Tonari, Keiko Nakamura, Mieko Hamamura, Remiko Inaizumi, Miharu Shimizu, Ayumi Tsutsui, Toshihiro Minami, Fumie Ito, Jun Sugasawa, Tsunehiko Ikeda · JAPANESE ORTHOPTIC JOURNAL · 2013

【目的】一般的に普及している身近な道具としての携帯電話、デジタルカメラ、パソコンなどの機器がロービジョン者の情報ツールとして近年話題になり始めている。今回、我々はロービジョン者が携帯電話等をどのように利用しているかを調査したので報告する。【対象と方法】対象は、2011年11月から2012年7月までに大阪医科大学附属病院眼科を受診した患者のうち視力が0.3以下のロービジョン者とした。調査可能であったのは107例で、年齢は16~91歳であった。携帯電話、デジタルカメラ、パソコンの利用状況を面接法によるアンケート形式で調査した。【結果】携帯電話を利用しているのは全体の73.8%で、電話のみ27.1%、メールと併用が47.6%であった。メール利用者のうち使用機能の内訳は、拡大機能72.0%、音声機能44.0%、白黒反転20.0%であった。音声機能の利用は低視力者に多かった。携帯電話の利用と比較すると、デジタルカメラ、パソコンの使用は少なかった。視覚を補助する方法として、薬の使用方法やバスの時刻表などをデジタルカメラやiPadで撮影し、拡大して見る工夫もなされていた。【結論】今回の調査で、一般に普及している身近な携帯電話、パソコンなどのデジタル機器の音声機能や拡大機能を使用することにより、低視力でも利用可能であることが分かった。今後、医療機関でも光学的補助具のみならず、各個人に合わせたデジタル機器の活用方法が提供できれば、ロービジョンケアに役立てられると考える。

Read the paper · More papers on PaperTik