The Filtering and Adsorbing Materials in Water Treatment
Sadao Kojima · Kobunshi · 1968
水中の不純物にはごみ,プランクトン,細菌,粘土,有機物および各種のイオンなど比較的粗大なものから極微細なものまでが含まれている。これらの中,粘土や細菌ぐらいまではロ過または凝集とロ過の組合せで除くことができるし,イオンのように小さくなると交換樹脂で簡単に除去することができる。ところが,その中間の大きさのもの,たとえば有機物のような高分子化合物になると,そのどちらの方法でも処理がむずかしい。このような場合に吸着材が登場することになる。しかも最近は汚濁によって農薬や合成洗剤などが盛んに入って来るので水処理における吸着材の重要性が増してきた。一方ロ過の主要な役剤をするのがロ材とロ過助剤とであるが,最近ロ過方式の著しい進歩に伴ってロ材やロ過助剤にも幾つかの開発が見られる。本文ではこれらの新顔をも含めてロ材と吸着材の概説を試みたいと思う。