Selection of Speech Levels to Obtain Maximum Recognition Score Efficiently in Speech Audiometry.

Keiko Takada, Toshimasa Matsuhira, Koichi Yamashita, Koichi Tomoda · AUDIOLOGY JAPAN · 2002

臨床で行う語音聴力検査は, 検査の能率, 患者の負担などを考慮して簡易化が求められる。 この目的に応じるために, 67-S語表を用いて語音弁別検査を行った感音難聴183耳の検査記録を分析して, 確実かつ効率的に最高明瞭度を示す語音レベルの選び方について検討した。先に報告した最適語音レベル (最高明瞭度が得られる語音レベル) の推定値で最高明瞭度が得られた割合は, 検査耳の平均聴覚域値レベルによる推定値では87.4% (160耳), 被検者のラウドネス評価による推定値では85.9% (157.25耳), 2つの推定値のどちらかで最高明瞭度が得られた割合は95.1% (174耳) であった。対象の中で, 明瞭度が最高値となった語音レベルの前後±10dB, ±5dBのレベルで測定した例について, 明瞭度の最高値との間に何%の差があるかを調査することにより, 適当と思われる検査語音レベルの間隔の設定を試みた。 その結果, 難聴が平均聴覚域値レベル40dB未満の症例では15dB間隔, 40-59dBでは10dB間隔, 60dB以上では5dB間隔のレベルで検査することが適当と考えた。 このレベル間隔で対象全例について検査した場合, 4つ以内の語音レベルで検査を行えば, 確実に最高明瞭度が得られることが示された。

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