A Study of Auditory Evoked Potentials by the Dipole Tracing Method.
Atsushi Sakurai, Ginichiro Ichikawa, Masafumi Nakagawa, Yasutomo Yoshida · AUDIOLOGY JAPAN · 1991
脳内の双極子を検索することにより, 電気的変化の起こる位置や電流のベクトルを三次元的に見いだすことができる。 そこで我々は聴性誘発反応に双極子追跡法を応用した。対象は8名の聴力正常人であった。 ABRでは双極子の位置を検討した。 I, III波に比較してV波は通常上方に位置していた。 I, III波の様に振幅の小さい反応はアーチファクトや基線のズレの影響を受けやすかった。 SVRでは双極子の方向と位置について検討した。 反応成分周辺において双極子は方向と位置が徐々に変化した。 これらの方向と位置は相対的には検討可能であった。 しかし方向, 位置に影響を及ぼす因子が多く, 今後検討を加えていかなければならない。