Mammogram-reading Skill Examination for Ultrasonographers
Shin Usami, Koji Ohnuki · Nihon Nyugan Kenshin Gakkaishi (Journal of Japan Association of Breast Cancer Screening) · 2011
【背景】乳房超音波検査を行う際には,あらかじめ特に注目すべき領域を認識して検査に臨むことで,より感度の高い検査が可能である。【目的】超音波検査技師に読影試験を実施し,感度を明らかにする。【方法】超音波検査技師15名を対象として,癌19病変,良性4病変に正常例を加えた計50症例(MLO一方向)の試験を実施。存在診断として超音波検査を施行する場合に注目すべきと考えた部分を一乳房2カ所まで図示,続いて質的診断として「異常なし」「病変がある可能性がある」「病変があり良性を疑う」「病変があり悪性を疑う」の4つから選択する形式とした。【結果】15名の平均感度は89%(74~100%)。15名中7名が90%以上,13名が80%以上の成績であった。質的診断は読影者によってばらつきがみられた。【考察】特別なトレーニングを受けていない現時点においても高い感度が示され,検査技師がマンモグラフィを読影することは有用である。検査技師による読影は超音波の感度を高める目的で行うため,特異度も重視される医師の読影とは異なった概念が求められる。【結語】超音波技師がマンモグラフィを読影したうえで超音波検査を施行することで,より精度の高い検診が実施できる可能性がある。