Snow hardness measurement using a digital load-gauge.
Yukari Takeuchi, Yasuaki Nohguchi, Katsuhisa Kawashima, Kaoru Izumi · Journal of the Japanese Society of Snow and Ice · 2001
積雪の硬度は,表層雪崩のすべり面となる弱層を検出する上で目安になるため,雪崩災害調査などで迅速かつ細かく簡便に測定できる方法の必要性が高い.そこで新しい積雪硬度計として提案したデジタル式荷重測定器(プッシュゲージ)について,測定方法の検討を行なった.プッシュゲージは円板状のアタッチメントを積雪断面に等速で1~2cm押し込み,抵抗力の最大値を測定する.測定値を既存の木下式硬度計やラムゾンデと比較した結果,プッシュゲージは積雪用硬度計として使用可能であるのみならず,特に薄くて硬度の小さな弱層の検出に適していることが示された.アタッチメントの径が小さい場合には測定値が大きくなるが,直径を約8mm以上にすると,大きさによらず一定の硬度が得られるとみなせることがわかった.また雪質や粒径を限定した場合に乾き雪の硬度が密度の4乗に比例するという関係式が,地域によらず成り立つことが確かめられた.