Computerization of laboratory reports.

Chikamitsu Yamaguchi, Katsuro Takeshita, Syoko Nakazaki, Hiroko Yamauchi, Rieko Kuda, Yasuko Kawaguchi, Chiyoko Fukuda, Shizuko Tomari, Taisei Miyauchi, Hiroshi Shimokawara · Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy · 1990

医学の進歩は, 臨床現場においてその業務内容をより高度化複雑化し, スピーディな対応を要求している. 当透析室においても, 毎月, 定期的, 非定期的に行われる大量の検査データをコンピュータ管理にすることで, 短時間で, 確実に情報の蓄積を行い, そのデータベースから様々な統計処理を行うためコンピュータ導入を試みた.コンピュータ導入以来約2年経過したが, まだコンピュータの機能を十分に発揮できるまでには至っていない. しかも, 現在いくつかの問題点を抱えている. 第1は, 検査室からの検査伝票を手作業でコンピュータに入力しているため, 入力時の労力, および時間を要し, 入力時の打ち込みミスに繋がっている. 第2は, データベースからグラフ化することで, 理解しやすい情報を与えてくれるが, グラフ化時の項目の選択や最大値, 最小値, および正常値の設定の仕方によって現況を忠実に反映しない可能性が考えられる. 第3は, データに間違いがある場合, 入力時の打ち込みミスか, 検査ミスか, または検体不良かが判断不能である. 第4は, 院内の数少ないデータからデータ処理を行うとき, 一個人の極端な異常値が, 平均値, 標準偏差値等に影響を与え, 正確な判断ができにくいことである. 今後, 以上の問題点の解決に努力しながらコンピュータの機能を十分に発揮できるよう検討しなければならない. 現在, 検査データ管理, マニュアル作製に利用しているが, 今後, 患者教育, 栄養チェック, 診療記録看護記録等に応用範囲を広げながら, 将来パソコン通信で全国の情報を取り入れ透析医療の向上に利用できるよう基礎づくりをしたい.

Read the paper · More papers on PaperTik