Analysis on Finger Motion during Tossing a Ball

Shinya KAJIKAWA, Hiroki SHIBATA, Ryosuke Yagi, Yoshinori MONMA · The Japanese Journal of Ergonomics · 2013

用される.さらに,最近は,人と同様の関節構成を有す るヒューマノイド型ロボットの開発が注目され,その運 動制御方法の構築に人の身体運動の解析が利用されるこ とも数多くある.例えば,ヒューマノイドロボットの歩 行制御において,人の歩行動作の解析結果が有効に利用 されている.また,人のスローイング動作に見られる運 動連鎖と呼ばれる関節運動の相互作用に着目し,ロボッ トアームによる高速スローイングの実現例などもある 1) . 本論文でも,将来的なロボットハンド制御への応用を目 的とし,スローイング動作の一部と考えられる,手部に よる投げ上げ動作の解析を行う.これまでスローイング 動作については,競技者の技能向上を目的として,バス ケットボールのシュート動作 2,3) や槍投げ 4) ,野球の投球 動作 5) などが解析の対象として数多く取り上げられてい る.しかしながら,こうした動作の解析は,肩,肘,手 首など大きな関節の動きを対象としたものがほとんどで あり,投射物との最終的な接点となる手指関節の運動に ついて解析したものは少ない.手部の関節も投射物のス ピードや方向決定など目標位置への到達に必要な条件を 調整する役割を担っていると考えられる. そこで,著者ら 6) は,これまでに剛体振り子の先端を

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