A Study of Receiver Initiated Sending Rate Control based Data Receive Rate on Ad Hoc Networks connected to the Internet
Akihisa Kojima, Susumu Ishihara · 2009
一般に無線アドホックネットワークでは TCP の通信速度が低くなってしまうことが知られており, TCP 通信の性能を向上させる手法が多く提案されている.これらの手法の多くは送信側 TCP がアド ホックネットワークに対応していることを前提としている.しかし,無線アドホックネットワークを インターネットに接続し,アドホックネットワーク側からWeb等を利用する場合,多くの送信側 TCP はインターネット上のサーバにある.そのため,送信側 TCPがアドホックネットワークに対応してい ることは期待できない.従って,このような場合,送信レート制御を受信側の TCPが行う必要がある. 筆者らは受信側主導の輻輳制御手法として RSC-VAR(Receiver initiated Sending-rate Control based on TCP-VAR)を提案している.しかし,RSC-VAR は無線アドホックネットワークを有線ネットワーク に接続したとき,有線ネットワーク側の遅延が大きいと高いスループットを得ることができないこと がわかった.これは,RSC-VAR が送信レート決定に End-to-End での SmoothedRTT を利用している ためである.本稿では RSC-VAR の送信レート決定手法を改良し,SmoothedRTT に依存しない送信 レート決定手法を提案する.シミュレーションにより改良手法を評価した結果,改良以前に対し約 4 倍のスループットを得ることができた.