The Strategy for Conversational Knowledge Process Support Technologies for Social Technologies
Toyoaki Nishida · SOCIOTECHNICA · 2004
社会技術の核心となる情報過程は, 複雑で動的な社会におけるプロセス中心型知識創造過程として特徴づけられる. 会話型知識プロセス支援技術研究は, 会話という, 人間にとって最も自然なコミュニケーション手段を中心にしたコミュニティにおけるプロセス中心型知識創造過程支援システムの実現をめざした取り組みである. 本論文では, これまでの会話型知識プロセス支援技術研究を会話量子化に基づく会話コンテンツ流通システムを実現する試みであると特徴づける. 次に, このアプローチを有効に機能させるためには, 大量の会話コンテンツの理解の支援, コンテンツ供給のボトルネックの解消, コンテンツのリアリティの確保, 評価手法の確立が必要であることを指摘する. その上で, 没入型会話環境, 時空記憶外化システム, 会話コンテンツ獲得支援, 会話コンテンツ高次利用支援, 社会知評価パッケージからなる会話型知識プロセス支援技術確立のための研究方略を提案し, 長期的な研究を展望する.