「Medical Image Segmentation Using Knowledge-Based Modeling」

平野 章二 · Journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics · 2002

本論文は、医用画像処理における領域知識の導入法と、その均質領域分割への応用に関する研究をまとめたものであり、全7章から構成されている。第1章は序論である。第2章、第3章では、動的特徴探索モデルMAGNETおよび多重スケールマッチングを用いた領域知識の導入法を提案し、脳溝最深部の自動検出および海馬領域の自動分割に適用してそれぞれの有効性を検証している。第4章から第6章では、ファジィedgeness(境界らしさ)およびファジィROIness(関心領域らしさ)を用いた領域知識の導入法を提案し、脳部位分割、足骨分割、心臓および心血管分割へ適用してそれぞれの有効性を示している。第7章は研究成果の総括である。本研究により、従来の医用画像処理法では困難であった濃度差を持たない均質領域の自動分割が、精選された領域知識の適切なモデル化によって医師の手作業とほぼ同程度の精度で実現可能となることが示された。

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